【転職希望者向け】簡単!後悔しない正しい仕事の選び方
2019.12.26掲載
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お役立ち情報

この記事では、初めて転職活動を始める方、過去に転職されたご経験がある方のどちらにとっても、これからどのようにして仕事や会社を選ぶことで後悔のない状態で転職できるのかご紹介する記事になっています。

目次

1.まずはじめに。
2.仕事選びから採用までの順序を理解しよう
3.簡単!正しい仕事の選び方
   …STEP1:現状の自己分析をしよう
   …STEP2:〇×〇×〇の法則
4.まとめ

1.まずはじめに。

少し前までは新卒で入社した企業に入社して、そのまま定年退職を迎えるまで一生働くのが当たり前でした。
この記事を書いている私の父も新卒で入社した会社に勤務して 35 年目になります。ですが、昨今では転職は当たり前、人生の中で 3~4 回は転職をするのが当たり前という認識が広がりつつあります。
参考として、下記の図は厚生労働省から発表されている「一生涯で新卒で入社した企業からどれくらいの割合の方が継続就業(全業種)したか」を表したデータになります。

(出典:平成 26 年版  労働経済の分析  第 1 節  我が国における職業キャリアの現状)

上記の図は一生涯で初職からどのくらいの割合の方が継続就業(全業種)したかを表した図になります。
男性では、30代前半~50代後半までの年齢層で、約半数が新卒で入社した企業から離職することなく就業し続けている=男性の約半数は転職を経験していることが分かりますね。
一方、女性は新卒で入社した企業から離職せずに就業し続けている方は少数派であり、40代後半にもなると約4割が初めて入社した会社から2回以上転職している=女性の8割の方は転職を経験することになるという結果が出ています。
要するに男女別での差は多少あれど「転職は人生で一度は経験する」と言っても過言ではない時代に移り変わっていることが見て取れます。

仕事選びの順序を理解しよう

仕事選びには順序があります。まずは下記の流れを確認した上でご自身に当てはめてみましょう。

①自分自身が希望する条件などを整理
②求人を探して会社を選ぶ
③面接
④採用

まず最初に大切なのは「①自分自身が希望する条件などを整理」することです。
勤務地は○○市周辺、年収は●●●万円以上、休日は■■日以上がいい…など、自分の希望を明確にしておくことが重要です。

次に条件を整理した上で「②求人を探して会社を選ぶ」のですが、①の段階を飛ばして「何となく」で応募する会社を決めてしまうと、自分の中で会社を選ぶ基準が出来ておらず軸がない状態になるため面接・採用と進んでも「何となく」入社してこんなはずではなかった…と後悔したり、「何となく」辞退してあとでやっぱり受けておけばよかったと思ったり、迷走してしまいがちになります。

では、迷走しないための軸をどのように作ればいいのでしょうか。下記で具体的にご案内していきます。

STEP1:現状の自己分析をしよう

まずは現状の自己分析をしましょう。
「自分は何故転職をしたいのか(何を不満に思っているのか)」「次の会社では何を求めるのか」など、現在の状況を振り返って、何が理由で今の会社から転職したいのかを整理しましょう。
そして、転職活動において軸となる①希望する業界②希望する職種③自分のわがままを決めておくことが大切です。

例:
①希望する業界…メーカー
②希望する職種…営業(新規開拓ではなく既存顧客へのルートセールスがしたい)
③自分のわがまま…転勤がない地元の企業で働きたい

まずは自己分析して、自身が転職において何を重視しているのかをきちんと知っておくことが大切です。尚、男女別での離職理由も厚生労働省から発表されていますのでご紹介します。

男女別離職理由 TOP5(2015 年)


(出典:厚生労働省「性・年齢階級・現在の勤め先の就業形態、自己都合による離職の理由別転職者割合」)

STEP2:〇×〇×〇の法則

自己分析が終わったら①希望する業界②希望する職種③自分のわがままを下記のように掛け合わせて、「自分の考えに違い会社や職種は何か」を整理しましょう。

(例)
1. ①希望する業界:医療介護業界 × ②希望する職種:介護士 × ③自分のわがまま:家から近い = 家から近い介護施設での介護士
2. ①希望する業界:保険会社 × ②希望する職種:営業職 × ③自分のわがまま:給与が高い =平均年収 800 万円~1000 万円の保険会社の営業マン
3. ①希望する業界:Web 業界 × ②希望する職種:IT エンジニア × ③自分のわがまま:在宅勤務が可能 = 在宅勤務が可能な IT エンジニア
4.①希望する業界:前職とは違う業界 × ②希望する職種:営業の知識を使える職種 × ③自分のわがまま:前職とは全く違う業界で前職の経験を生かす = 不動産会社向けのコンサルタント ※前職不動産会社の営業マン
5.①希望する業界:英語を使う業界 × ②希望する職種:英語を使う職種 × ③自分のわがまま:家から出勤できる = 家から出勤できる英会話の先生 など

このように仕事選びにおいて大切なのは自分自身が「どのような業界で」「どのような環境で」「どのように働くか」を、はっきりと見出すかが重要になってきます。

まとめ

いかがだったでしょうか?
誰しも人生で 1~3回は転職する時代。やみくもに数多くの企業を受けて転職したとしても、早期に離職してしまう可能性が高くなってしまいます。
時間をかけずに効率よく自分に合った仕事選びを心がけましょう。